こんにちは、aokoです。
先日、上野の森美術館で開催されている「KING&QUEEN展」に行ってきました。
テューダー朝からウィンザー朝までの5つの王朝のポートレート作品90点がロンドンから上野にやってきました。
1500年くらいから現在に至るまでの、英国王室のドラマティックな歴史がわかる素晴らしい展示でした。
前回は開催概要や、実際に購入したグッズについて投稿しました。
今回はテューダー朝、スチュアート朝の国王や女王について簡単にまとめ、関連映画などを紹介したいと思います。
🔱目次🔱
テューダー朝
ヘンリー7世(1485~1509)
薔薇戦争でリチャード3世を破って即位。
テューダー朝の始祖となり、絶対王政の基盤を築いた。
ヘンリー8世(1509~1547)
英国史上最もスキャンダラスな王
長身でハンサムだが、妻も側近も容赦なく処刑する冷酷な王として知られている。
こちらはヘンリー8世の後半生を描いたドラマです👇
2007年から放送されたテレビシリーズです。
ブーリン家の姉妹の、ヘンリー8世の寵愛を巡る確執を描いた歴史劇。👇
エドワード6世(1547~1553)
ヘンリー8世の息子。
9歳で国王に即位したが、風邪を患い15歳で亡くなっている。
ジェーン・グレイ(1553)
エドワード6世の従妹。
イングランド史上初の女王であったが、在位わずか9日間でメアリ1世によって廃位させられる。
メアリ1世(1553~1558)
ヘンリー8世と最初の妃との間の娘。
プロテスタント信徒を弾圧したことから「血の女王」として知られている。
エリザベス1世とは異母姉妹にあたる。
ミュージカル「レディ・ベス」では、メアリ1世とエリザベス1世が出てくるので、2人の関係性など参考になります👇
エリザベス1世(1558~1603)
生涯未婚を通した、ヴァージンクイーン
ヘンリー8世と二人目の妃の間の娘。
大英帝国の栄光を築いた女王。
よく映画のモデルにもなっています。👇
この映画を観ると、エリザベス1世の次にジェームズ1世が即位した経緯が描かれています👇
スチュアート朝
ジェームズ1世(1603~1625)
イングランド王とスコットランド王を兼ねた君主。
各国との協調政策に尽力し、「平和王」と言われている。
チャールズ1世(1625~1649)
イギリスで唯一処刑された国王
ジェームズ1世の次男。
議会と対立を深め、イングランド内戦に敗れて処刑される。
不在期間(1649~1660)
議会派の中で、チャールズ1世の処刑にも関わり傑出した存在であったオリヴァー・クロムウェルが、王が不在の11年間内政を見ていた。
チャールズ2世(1660~1685)
陽気な王様
チャールズ1世の息子。
多くの愛人がいたことで知られている。
ダイアナ妃に祖先にあたる。
ジェームズ2世(1685~1688)
歴史上最後のカトリック信仰を有する国王
チャールズ1世の息子で、チャールズ2世の弟にあたる。
王位を引き継いで3年後には追放され、亡命生活を強いられた。
メアリ2世(1689~1694)
ジェームズ2世の娘。
夫のウィリアム3世と共同統治した。
数々の慈善事業活動を推し進め、一般大衆にも人気が高かった。
ウィリアム3世(1689~1702)
メアリ2世の夫であり、1689年より共同統治していた。
オランダ統領としてルイ14世の侵略に抵抗していた。
終始ルイ14世と争っていた。
アン(1702~1714)
メアリ2世の妹。
イングランドとスコットランドをひとつの国に統合した。
17年の間に17回妊娠するも、6回流産し、一人も成人しなかった。
世継ぎをのこさず逝去し、スチュアート朝は幕を閉じた。
次回はハノーヴァー朝以降の国王、女王について投稿します。
最後までお読みいただきありがとうございました。